iPS細胞と発毛の関係
ここ数年、髪の再生医療のついてのニュースが薄毛に悩む方々を賑わせています。
再生医療とは失われてしまった機能を再生すると共に回復させる治療法であり、髪だけでなく肌などにも適用することのできるものです。
そんな中、iPS細胞という言葉を耳にしたことはありませんか?
iPS細胞とは、多能性幹細胞の事であり、色々な細胞を作ることができるため万能細胞とも呼ばれています。
具体的には、糖尿病患者の血糖値を調整する能力の細胞をiPS細胞から作成することができたり、
切れてしまった神経をつなぐ神経細胞をiPS細胞から作成できるなど、医療現場の新たな希望となっているのです。
そんなiPS細胞に目をつけたのが日本の大手化粧品メーカー資生堂です。
資生堂はいち早く毛髪の再生医療事業に参入し、研究を重ねてきました。
さまざまな臨床実験を行った結果、iPS細胞を用いての毛包を再現することに成功したのです。
iPS細胞を使えば、脱毛の種類ごとにピンポイントで効く薄毛治療薬が誕生するでしょう。
ただ、まだ研究段階にあるとされています。
今はまだiPS細胞を大量に培養する技術が確立されていないのが一番の難題なのです。
しかしながら、iPS細胞と発毛の関係は今後期待すべきものだと言えるでしょう。